動物達にかかる負担が大きい、海外への引っ越し。

ペットと一緒に引っ越し・・・国内のそれでも大変だと思いますが、これが海外となるとより一層のようですね。
もう50年以上も前のことになりますが、こんなことがあったのだそうです。

それは、もちろん私が生まれる前のこと、私の母の叔母(ちょっと遠い関係ですね、でも、親しくしていました)が海外移住することになった時のお話です。

 

叔母は、なんでも警察に勤めていたそうですが、近所にアメリカの基地があったためアメリカ人の軍人さんと知り合う機会があったようで、その内の一人と付き合うようになり、結婚したのです。そう、国際結婚。
しばらくは二人は日本に新居を構えて住んでいました。その際に犬を飼ったんです。名前は「フレッツ」。
白い大きな犬でお利口だったと聞いています。母が叔母宅に遊びに行くとフレッツとよく遊んだそうです。

 

叔母のご主人さんが軍人を辞めることになり、そのために、だと思いますが、二人はアメリカに居を移すことを決意、引っ越しすることになりました。もちろん、家族同然のペット・フレッツも一緒に、です。(ちなみに、二人には子どもはいませんでした)昔のことですし各種手続きなど渡航準備もいろいろ大変だったかと思いますが、二人ともよく頑張ったと思います。

 

しかし、フレッツにとっては、これが良かったことなのかどうか。
フレッツは検疫のため、空港に長く留まらなければならず、その間にかなりのストレスが掛かり、ずいぶんと弱ってしまったのだとか。もちろん、その間飼い主である叔母や叔父とは会えず、たった一人きりで頑張っていたのでしょう。その期間は2ヶ月ほどだったと聞いています。なんとかアメリカに渡ることができ、叔母夫婦のもとにまた戻れたフレッツでしたが、それはそれはひどいやつれようだったそうです。そのせいで体調も悪くなってしまったようで、それからそんなに長生きはできなかったようです。

 

海外への引っ越しをした犬

 

聡明な犬だったフレッツ。このことを聞いた時、胸が痛みました。検疫とは言え、そんなに長く時間を掛けたら動物は弱るのが当たり前ですよね。現在はもっと手早く処理できるようになっているのでしょうか?海外駐在中に飼い出した動物を連れて帰国する、なんて話も割とよく聞きます。
動物達にかかる負担が最小限で済むようになっていてほしいと願わずにはいられません。